あなたは自作PCに興味がありますか?自作PCとは、
自分でパーツを選んで組み立てるパソコンのことです。
自作PCには市販の完成品PCにはない魅力がたくさんあります。
しかし、一方で注意点やリスクもあります。自作PCに挑戦する前に、
メリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。
自作PCを組む際には、まず予算を決めることが大切です。
予算に合わせて最適なパーツを選ぶことで、
コストパフォーマンスの高いPCを組むことができます。
この記事では、自作PCのメリットとデメリットを徹底解説します。
また、目的・予算別におすすめのパーツ構成も紹介します。
さらに、パーツ選びや組み立てのコツと注意点もお伝えします。
この記事を読めば、自作PCの基本がわかり、あなたも自信を
持って自作PCに挑戦できるようになります。
自作PCの魅力を知りたい方、自作PCに挑戦したい方、自作PCのパーツ構成や
組み立て方が分からない方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
あなたの自作PCライフを応援します!
予算別におすすめのパーツを紹介する
「最新のPCゲームをサクサク動かしたい!」
「動画編集やプログラミングを快適にこなしたい!」
そんな願いを叶えるのが、自分だけのオリジナルPCを構築できる「自作PC」です。
自作PCは、市販のPCにはない自由度と、予算を抑えながら高性能なマシンを手に入れられる点が最大の魅力。
しかし、「難しそう」「自分にできるか不安…」という声も少なくありません。
そこで今回は、自作PCに興味を持つあなたへ、メリット・デメリットから
パーツ選びの基礎、組み立て方まで、わかりやすく解説していきます。
重要なポイント
自作PCは、自分の希望に合わせた構成で、低価格で、かつ高性能なパソコンを構築できる
自作PCには、パーツ選定や組み立ての知識、トラブル発生時の対応など、ある程度の知識と技術が必要
自作PCの構成は、ゲーム、ビジネス、クリエイティブといった用途や予算に合わせて選ぶ
CPU、グラフィックスカード、マザーボード、メモリ、ストレージ、電源ユニットなど、各パーツの性能と選び方のポイントを押さえよう
組み立て方やBIOS設定、トラブルシューティング、メンテナンス方法など、必要な情報を事前に収集しておく
この記事を読めば、自作PCへの不安が解消され、あなたも
自作PCの世界に足を踏み入れたくなるはず!
- 10万円~15万円 ビジネス用途
- 15万円~20万円 ゲーム用途、画像編集
- 15万円~25万円 クリエイティブ用途、動画編集、思いゲーム等
予算内で最適なパーツを選ぶ
- CPU:予算内で最高性能のCPUを選ぶことが大切です。AMD Ryzenシリーズがコストパフォーマンスに優れています。
- グラフィックスカード:ゲーム用途の場合は、グラフィックスカードに予算の半分以上を割くことが推奨されます。
- マザーボード:CPUとグラフィックスカードに合わせたマザーボードを選びましょう。
- メモリ:最低でも8GBは必要ですが、16GB以上が望ましいです。
- ストレージ:SSDを選ぶことで、起動時間やアプリケーションの読み込み速度が向上します。
- 電源ユニット:十分な電力を供給できるものを選びましょう。
用途に合わせたパーツの選び方
自作PCを組む際には、用途に合わせたパーツを選ぶことが大切です。
以下では、ゲーム用途、ビジネス用途、クリエイティブ用途に
適したパーツの選び方を解説します。
ゲーム用途に適したパーツを選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- CPU:高性能のCPUが必要です。
- グラフィックスカード:ゲームによっては高性能なグラフィックスカードが必要です。NVIDIA GeForce RTX 3060以上が望ましいです。
- メモリ:最低でも16GBは必要です。
- ストレージ:SSDを選ぶことで、ゲームの読み込み速度が向上します。
ビジネス用途に適したパーツを選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- CPU:高性能のCPUは必要ありません。
- グラフィックスカード:ビジネス用途では、グラフィックスカードは必須ではありません。
- メモリ:最低でも8GBは必要ですが、16GB以上が望ましいです。
- ストレージ:大容量のHDDを選ぶことで、データの保存に適しています。または小容量のSSDで十分です。
クリエイティブ用途に適したパーツを選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- CPU:高性能のCPUが必要です。
- グラフィックスカード:高性能なグラフィックスカードが必要です。NVIDIA GeForce RTX 3070以上が望ましいです。
- メモリ:最低でも16GBは必要ですが、32GB以上が望ましいです。
- ストレージ:大容量のSSDを選ぶことで、高速なデータの読み書きが可能です。
目的・予算別に自作PCのおすすめパーツ構成を紹介
目的はゲーミングPC、動画編集PC、オフィスPCの3つに分けています。
予算は10万円から30万円までの範囲で設定しています。
電気代高騰を考えて消費電力を考慮した構成パーツ
パーツ | 型番 | 価格 | メーカー |
CPU | i5 13400F | 3万380円 | インテル |
メモリ | cmk32gx5m2b5200c40 DDR5 PC5-41600 16GB | 1万3311円 | コルセア |
SSD | P5 plus CT1000 | 1万125円 | クルーシャル |
CPUクーラー | AK400 | 3209円 | ディープクール |
電源ユニット | PQ750M750W | 1万8975円 | ディープクール |
マザーボード | B760 PG Riptide | 2万880円 | ASRock |
ケース | cc560 R-cc560 bkegaa4-g-1 | 6980円 | クーラーマスター |
グラフィックボード | 4060ti | 6万4444円 | NVIDIA |
グラフィックボード | 3060ti | 4万9485円 | NVIDIA |
※ケースはドスパラ限定モデル
合計 | 4060ti | 6万4444円 | 16万8304 |
3060ti | 4万9485円 | 15万3345 |
2023年7月8日時点の値段です。
コスパ重視の構成パーツ
パーツ | 型番 | 価格 | メーカー |
CPU | Ryzen 7 5700x | 2万7999円 | Ryzen |
メモリ | ddr4 3200 | 6961円 | シリコンパワー |
SSD | SSDm2 | 7280円 | キオクシア |
CPUクーラー | AK400 | 3209円 | ディープクール |
電源ユニット | 電源600W | 6308円 | 玄人志向 |
マザーボード | MSI-A520MA Pro | 7138円 | MSI |
マザーボード | ASUS A520M-E | 7973円 | ASUS |
PCケース | ZALMAN Z1 | 6409円 | ZALMAN |
グラフィックボード | 3060ti | 4万9485円 | 玄人志向 |
2023年7月8日時点の値段です。
合計 | マザーボード | MSI-A520MA Pro | 114789 | 11万4789円 |
マザーボード | ASUS A520M-E | 116353 | 11万6353円 |
※2023年7月8日時点の値段です。
コスパ重視の構成パーツ グラフィックボード3060 12GB
パーツ | 型番 | 価格 | メーカー |
CPU | i5 13400F | 3万380円 | インテル |
CPU | Ryzen7-5700X | 2万7999円 | Ryzen |
メモリ | DDR4 32GB | 8990円 | シリコンパワー |
SSD | KIOXIA 1TB | 7280円 | KIOXIA |
CPUクーラー | AK400 | 3209円 | ディープクール |
電源ユニット | セミプラグイン 650W | 6101円 | 玄人志向 |
マザーボード | MSI B760M-G | 1万8990円 | MSI |
マザーボード | B550 Phantom Gaming4 | 1万5127円 | Asrock |
ケース | DK352 ホワイト ATX/Micro ATX | 7122円 | darkFlash |
グラフィックボード | RTX3060 12GB | 4万3414円 | MSI |
2023年7月8日時点の値段です。
合計 | インテル | i5 13400F | 12万5486円 |
Ryzen | Ryzen7-5700X | 11万9242円 |
コスパ重視の構成パーツ グラフィックボード RADEON RX 7600 GAMING 8GB GDDR6
パーツ | 型番 | 価格 | メーカー |
CPU | Ryzen 7 5700X | 2万7999円 | Ryzen |
メモリ | 16GB(8GBx2枚) DDR4 3200MT CT2K8G4DFRA32A | 5280円 | Crucial |
SSD | SSD 1TB 3D NAND M.2 SP001TBP34A60M28 | 6426円 | シリコンパワー |
CPUクーラー | 虎徹 MARK3 SCKTT-3000 | 3582円 | サイズ |
電源ユニット | KRPW-BK650W/85+ | 6101円 | 玄人志向 |
マザーボード | ASRock B550M Pro4 | 1万3111円 | MSI |
ケース | Thermaltake S100 TG | 5059円 | Thermaltake |
グラフィックボード | SAPPHIRE PULSE RADEON RX 7600 GAMING 8GB GDDR6 | 4万4323円 | Ryzen |
2023年7月8日時点の値段です。
合計 | 11万1811円 |
ハイスペック構成パーツ
パーツ | 型番 | 価格 | メーカー |
CPU | i7-13700F | 5万5780円 | インテル |
メモリ | Crucial DDR4-3200 | 9378円 | Crucial |
SSD | Gold P31 1TB | 6426円 | SK hynix |
CPUクーラー | MasterLiquid ML240 | 1万5503円 | Cooler Master |
電源ユニット | RM750e | 1万6800円 | CORSAIR |
マザーボード | Z790 PG Lightning/D4 | 2万8682円 | ASRock |
ケース | CC560 WH | 7480円 | DEEPCOOL |
グラフィックボード | RTX4070ti | 14万2360円 | Palit |
2023年7月8日時点の値段です。
合計 | 28万2409円 |
自作PCのメリットとデメリット
自作PCは市販の完成品PCにはない魅力が、たくさん
ありますが、一方で注意点やリスクもあります。
自作PCのメリットとしては、自分の目的や予算に合わせてパーツを
選べること、コストパフォーマンスが高いこと、メンテナンスや
カスタマイズがしやすいことなどが挙げられます。
一方で、自作PCのデメリットとしては、パーツ選びや組み立てに
知識や技術が必要なこと、保証やサポートが受けられないこと、
故障やトラブルが起きた場合に自己責任で対処しなければ
ならないことなどが挙げられます。
自作PCのメリットを活かして、最新の3Dゲームを快適に
楽しむゲーミングPCや、動画編集や配信をスムーズに
行える動画配信PCなどを作る人も多くいます。
一方で、自作PCのデメリットを甘く見て、パーツの互換性や
電源容量を確認せずに組み立ててしまい、起動しなかったり
破損したりするトラブルも少なくありません。
おすすめ自作PC構成パーツの紹介
CPUの性能と選び方
CPUは、PCの中心的な役割を担うパーツです。CPUの性能は、
クロック数やコア数、スレッド数などで表されます。
高性能なCPUを選ぶことで、PCの処理速度が向上します。
グラフィックスカードの性能と選び方
グラフィックスカードは、PCの描画処理を担うパーツです。
グラフィックスカードの性能は、VRAMの容量やコア数、クロック数
などで表されます。高性能なグラフィックスカードを選ぶことで、
ゲームや3D作業の処理速度が向上します。
マザーボードの性能と選び方を解説する
マザーボードは、CPUやグラフィックスカードなどのパーツを
接続する基盤となるパーツです。マザーボードの性能は、
チップセットや拡張スロットの数などで表されます。
CPUやグラフィックスカードに合わせたマザーボードを
選ぶことが大切です。
例えば、ゲームや動画編集などを目的とする場合は、
高性能なCPUやビデオカードを選ぶことが重要です。
また、マザーボードはCPUやメモリーとの互換性が
あるものを選ぶことが必須です。さらに、電源ユニットは
他のパーツの消費電力に合わせて適切な容量のものを
選ぶことが大切です。PCケースは他のパーツを
収納できるサイズや形状のものを選ぶことが基本です。
自作PCの組み立て方
必要な工具と準備
自作PCを組み立てるには、以下の工具とパーツが必要です。
- ドライバー(プラス、マイナス)
- ペンチ
- ワイヤーカッター
- 絶縁テープ
- マザーボード
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- 電源ユニット
- グラフィックスカード
また、組み立て前には以下の準備が必要です。
- 組み立てる場所を確保する
- 静電気対策を行う(アースを確保する、静電気除去マットを敷くなど)
- マザーボードの取り扱いに注意する(指紋や汚れをつけないようにする)
組み立て手順
- マザーボードを取り出し、静電気対策を行う。
- CPUを取り出し、マザーボードに取り付ける。取り付け方向に注意する。
- CPUクーラーを取り出し、CPUに取り付ける。取り付け方向に注意する。
- メモリを取り出し、マザーボードに取り付ける。取り付け方向に注意する。
- ストレージを取り出し、ケースに取り付ける。取り付け方向に注意する。
- 電源ユニットを取り出し、ケースに取り付ける。取り付け方向に注意する。
- マザーボードをケースに取り付ける。ネジで固定する。
- グラフィックスカードを取り出し、マザーボードに取り付ける。
- 電源ユニットと各パーツを接続する。ケーブルの取り付け方向に注意する。
- 電源を入れ、動作確認を行う。
メモリの性能と選び方
メモリは、PCの処理速度に大きく影響する重要なパーツです。
メモリの性能を決める要素は、以下の通りです。
- 容量:大きいほど多くのデータを処理できる。
- クロック数:高いほど処理速度が速くなる。
- レイテンシ:低いほど処理速度が速くなる。
メモリの選び方は、自分のPCのマザーボードに対応した
規格のものを選ぶことが重要です。また、予算に
応じて容量やクロック数、レイテンシを調整することができます。
ストレージの性能と選び方
ストレージは、PCのデータの保存場所として重要な
パーツです。ストレージの性能を決める要素は、以下の通りです。
- 容量:大きいほど多くのデータを保存できる
- 読み込み速度:高いほどデータの読み込みが速くなる。
- 書き込み速度:高いほどデータの書き込みが速くなる。
ストレージの選び方は、以下のようなポイントがあります。
- HDDかSSDか:HDDは安価で大容量、SSDは高速で静音。
- 容量:自分の使用目的に合わせて選ぶ。
- インターフェース:自分のPCのマザーボードに対応したものを選ぶ。
電源ユニットの性能と選び方
電源ユニットは、PCの各パーツに電力を供給する
重要なパーツです。電源ユニットの性能を決める要素は、以下の通りです。
- 定格電力:自分のPCのパーツに合わせた適切な定格電力を選ぶ。
- 効率:高いほど電力のロスが少なく、省エネになる。
- 安定性:電圧の安定性が高いほど、パーツの故障を防ぐことができる。
電源ユニットの選び方は、以下のようなポイントがあります。
- 定格電力:自分のPCのパーツに合わせた適切な定格電力を選ぶ。
- 80 PLUS認証:省エネになる高効率な電源ユニットを選ぶ。
- モジュラータイプ:必要なケーブルだけを接続できるモジュラータイプを選ぶ。
BIOS設定の方法
自作PCを起動する前に、BIOS設定を行う必要があります。BIOS設定の方法は、以下の通りです。
- 電源を入れ、マザーボードの画面が表示されたら、Delキーを押してBIOS画面に入ります。
- BIOS画面で、日付や時刻などの基本設定を行います。
- オーバークロックを行う場合は、CPUのクロック数を上げる設定を行います。ただし、オーバークロックはパソコンに負荷をかけるため、注意が必要です。
- 設定が完了したら、保存してBIOS画面を終了します。
自作PCのトラブルシューティング
自作PCでよく起こるトラブルとその原因、解決方法を紹介します。
電源が入らない
電源ユニットの故障、配線の不良、マザーボードの故障などが考えられます。
まずは配線を確認し、電源ユニットが正常に動作しているかを確認しましょう。
ブルースクリーンが発生する
メモリの不良、ドライバーの不具合、オーバークロックの影響などが
考えられます。まずはメモリを交換してみて、ドライバーの
更新やオーバークロックの解除を試してみましょう。
パフォーマンスが低下する
グラフィックカードの不具合、ストレージデバイスの故障、
オーバークロックの影響などが考えられます。まずはグラフィックカードや
ストレージデバイスを交換してみて、オーバークロックの解除を試してみましょう。
パーツの交換方法
故障したパーツを交換する場合は、以下の手順で行います。
- 故障したパーツを取り外します。ネジを外し、ケーブルを外します。
- 新しいパーツを取り付けます。同じようにネジで固定し、ケーブルを接続します。
- 電源を入れ、動作を確認します。
パーツを交換する際には、予算内での選び方や注意点にも注意しましょう。
自作PCのメンテナンス方法
自作PCのメンテナンス方法は、以下の通りです。
- パーツの掃除を定期的に行います。特にファンやヒートシンクは、ホコリがたまりやすいため、掃除が必要です。
- パーツの交換時期を判断します。特に電源ユニットやストレージデバイスは、寿命が短いため、定期的に交換する必要があります。
- オーバークロックを行う場合は、定期的に温度や安定性を確認し、必要に応じて設定を変更します。
以上のように、自作PCのメンテナンスを行うことで、長期間安定した動作を維持することができます。
この記事では、目的・予算別に自作PCのおすすめパーツ構成を
紹介しました。自作PCに興味がある方やパーツ選びに迷っている方の
参考になれば幸いです。
自作PCは自分の好みや用途に合わせて
カスタマイズできるのが魅力ですが、組み立てや設定には
注意が必要です。自作PCの制作に挑戦する際は、安全に
注意しながら楽しく作りましょう。
Q&A
Q1: 自作PCは初心者でも組み立てられますか?
A1: はい、組み立て自体は難しくありません。必要な工具を揃え、手順に従って行えば、初心者の方でも組み立てられます。ただし、パーツ選定やトラブルシューティングなど、ある程度の知識は必要です。
Q2: どのくらいの予算があれば自作PCを組めますか?
A2: 用途や求める性能によって異なりますが、最低でも10万円程度は見ておきましょう。高性能なゲーミングPCやクリエイティブ用途のPCを組む場合は、20万円以上かかることもあります。
Q3: 自作PCでトラブルが起きた場合はどうすればいいですか?
A3: まずは落ち着いて、状況を把握することが大切です。インターネットで検索したり、自作PCに詳しい人に相談したりしてみましょう。解決できない場合は、パーツ販売店などに相談するのも良いでしょう。